「新型コロナウイルスから認知症高齢者を守ろう」1.消毒
新型コロナウイルス感染症の世界的流行に伴い、私が勤務する認知症専門老人保健施設では、100名近くの利用者さんを感染から守るべく、様々な対策を行なっています。
今回は消毒について、看護師のKさんと対話形式の動画とともに、ご紹介をさせていただきます。
Dr.Chikaの『新型コロナウィルスから認知症高齢者をまもろう』~1.消毒
施設の中での消毒(職員)
- 職員玄関に消毒液設置:出勤したらまずは手指消毒
- 1ケア(手技)1手洗い:消毒液を小ボトルに入れて持ち歩き、1ケア・1手技ごとに、手指を消毒する
施設の中での消毒(利用者さん)
- 食事前の手洗い:石鹸での手洗いを介助する
- 食事前・おやつ前の手指消毒:手洗いに加えて、消毒液を利用者さんの手にプッシュして回る。自身で手を擦り合わせてくれる方が多いです。
帰宅時の消毒(職員)
- 手指消毒
- 鞄や郵送物などの表面の拭き取り
- 靴をスプレー消毒
- まずは入浴
施設内の消毒・掃除・換気
- 机やドアノブなど、触れやすい場所を中心に消毒・掃除
- 換気:出来るだけドアを解放する。サーキュレーターを設置。
利用者さんご自身では、感染予防を行うことができないご状態です。
また処置や介助の際には、利用者さんに直接触れるため、接触感染のリスクがあります。
職員が媒介することがないよう、施設内での1ケアごとの手指消毒を習慣化するとともに、日常生活での感染予防策を徹底し、施設内にウイルスを持ち込まないよう、
努めて行きたいと思います。