精神科医Dr.Chikaの音楽と認知症

楽曲制作と認知症重症者への個別音楽聴取に取り組んでおります。

認知症老健での新型コロナウイルス感染症への対策 〜施設での集団感染を防ぐために〜

新型コロナウイルスによる肺炎が流行しつつあります。

重症化・死亡した方の多くは基礎疾患がある方や高齢者とされています。

私が勤務する認知症老健には介護を要する認知症高齢者の方々が100名近く入所されています。

万が一施設内で感染があった場合、集団感染・重症化が懸念されるため、今後の拡大に伴い施設内で感染者を出さないことが急務となります。

認知症施設で経験した感染症の流行

感染症の類では、これまでに、施設内でのインフルエンザの流行・疥癬(ヒゼンダニの寄生による皮疹)の流行を経験しました。

感染経路はインフルエンザは飛沫感染接触感染、疥癬接触感染ですが、いずれも一人の感染確定者が出てから短期間で数十人へ広がりました。

一人の確定者が出た時点ですでに他の方へも感染していたと考えられます。

終息にはインフルエンザでは1~2ヶ月、疥癬では4ヶ月を要しました。

特にインフルエンザの流行時は対応に当たった職員の罹患も重なり、少ない人員の中で対応を行いました。

施設での感染ルート

感染源の特定はできませんが、施設の利用者さんは基本的に施設の外へ出ることがないため、考えられる感染経路としては面会時やご家族との外出・外泊、職員からの媒介、あるいはご入所される時点ですでに感染されていたなどの可能性が考えられます。

新型コロナウイルスの施設での感染予防

今回の新型ウイルスについては、飛沫感染接触感染が感染経路とされます。

現時点では、媒介の要因となりうる職員の感染予防と施設内の衛生管理・来訪者の渡航歴聴取を行なっていく方針となっています。

 

今後の状況によっては、更に対応を拡大させる可能性もありますが、

利用者さんの感染予防を優先して随時検討していきたいと思います。

 

お読みいただきありがとうございました🌐